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溌地

溌地
名詞
1
標準
文例 · 用例
呼吸の音も聞えぬほど静かな憩いの席から活溌溌地の現実へ向けて、こういう註解は本質にまだ不熟の素が在って、向うに消化の力が行届かない憾があります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
小さんの演ずる人物から、いくら小さんを隠したって、人物は活発|溌地に躍動するばかりだ。
夏目漱石 三四郎 青空文庫
これをいつもの活発|溌地と比べると与次郎なるものが二人いるとしか思われない。
夏目漱石 三四郎 青空文庫
幸徳らは死ぬるどころか活溌溌地に生きている。
徳冨蘆花 謀叛論(草稿) 青空文庫
また人の姿を花鳥に見、人の心を風月に知ることは、如何に活溌溌地の詠嘆であるか。
高浜虚子 俳句への道 青空文庫
福田、河上氏らが論壇に大きく崛起して、社会主義的論調が活発溌地にインテリ層に潮の如く浸り込んで行くときで、当時『中央公論』は吉野氏を主盟としておったが、我が誌には新鋭山川、賀川君らがつぎつぎに執筆しておった。
山本実彦 十五年 青空文庫
其処になると実際的活動家が社会の事実によりて得たる経験と修練とを基礎とし、その力によりて読書するのは直ちに事実と思想、経験と理論とを連結せしめて活溌溌地の作用をなすことが出来る。
大隈重信 我輩の智識吸収法 青空文庫