入り交じる
いりまじる
動詞
標準
文例 · 用例
が、やがて我々の方を振り向いたとき、驚きと恐れの入り交じる声が私の口をついて出た。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
かくてもやまぬわがあそび、色入りまじる。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
赤っぽい光を乱して、四人の影が入りまじる。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
中庭に入りまじる剣戟の音に身をすくませて、おさよが納戸の隅にふるえていると――。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
地に落つる人影にわが影の入りまじる如く、われは他の遊ぶを遊ぶ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
〔無題〕うす紫と、淡紅色と、白と、萠黄と、海老色と、夢の境で見るやうなはかない色がゆらゆらとわたしの前で入りまじる。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
武家が都に入りまじる様になつた王朝末に、殊に目について来たのは「賤のみやび」に関する様々の物語であるが、此が此小町の物語には、融合して居る。
— 折口信夫 『鸚鵡小町』 青空文庫
国家主義と社会主義とが入りまじるのはその現象を如実に示すものだ。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫