捨つ
すつ
Nidan verb (lower class) with 'tsu' ending (archaic)動詞-他動詞
標準
to throw away
文例 · 用例
ウェーゲナーの大陸漂移説や、最近ジョリーの提出した、放射能性物質の熱によって地質学的|輪廻変化を説明する仮説のごときも、あながち単なる科学的ロマンスとして捨つべきものでないと思われる。
— 寺田寅彦 『地震雑感』 青空文庫
「――某が屋敷に、当年はじめて、何とも知れぬくさびらが生えた――ひたもの取って捨つれども、夜の間には生え生え、幾たび取ってもまたもとのごとく生ゆる、かような不思議なことはござらぬ――」 鷺玄庵、シテの出る前に、この話の必要上、一樹――本名、幹次郎さんの、その妻恋坂の時分の事を言わねばならぬ。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
六郎 さなきだに世の中が面白からぬと仰せられてゐたところへ、恰も將軍の御上洛、その御出迎ひを強ひられる蒼蠅さに、いつそ武士を捨つるとのお詞でござりまする。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
やあ火の玉の親分か、訳がある、打捨つて置いて呉れ、と力を限り払ひ除けむと※き焦燥るを、栄螺の如き拳固で鎮圧め、ゑゝ、じたばたすれば拳殺すぞ、馬鹿め。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
我は汝を捨つるなからん。
— 幸田露伴 『二日物語』 青空文庫
その方便を正直にうけ取って命を捨つる親子の信念。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
(投げ出すやうに砧を捨つ)かへで 貧の手業に姉妹が、年ごろ擣ちなれた紙砧を、兎かくに飽きた、忌になつたと、むかしに變るお前がこの頃の素振は、どうしたことでござるか喃。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
五郎は拔きあはせて、忽ち斬つて捨つ。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
作例 · 標準
「古き衣を惜しみつつも、思い切って野に捨つ。」
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「塵を道端に捨つるは、人の道に外れたり。」
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「不要な書き付けを火の中に投じて捨つ。」
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標準
to abandon
作例 · 標準
「主君への忠義のため、愛する妻子をも捨つる覚悟だ。」
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「故郷を捨つと決めた日の、あの寂しい夕焼けを忘れない。」
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「己の欲を捨つることで、ようやく心の平穏を得ることができた。」
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標準
to give up
作例 · 標準
「国を守るためならば、この一命を捨つるに少しの悔いもなし。」
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「勝利への望みを捨つることなく、最後まで走り抜いた。」
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「地位も名誉もすべて捨つるという彼を、周囲は正気でないと思った。」
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