お練り
おねり
名詞
標準
parading of portable shrines and floats at Shinto festivals
文例 · 用例
今日も村民はこの女王を真中に守護して、お練りをする時のやうにごたごたして居ながらも、此人の前に立ちふさがるやうなぶしつけをしようとするものはなかつた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
何故なら、御本体は彼方此方の家々の前に御輿を据えて、神酒の雨を浴びるのであつたから、次第に千鳥脚となつて凄まじい「お練り」の道中をたどるのであつたから。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
虫売りがくる――定斎屋と甘酒やだけが真夏になればなるほど日中炎天をお練りでゆくが、その他は小かげをえらんで荷をおろす。
— 長谷川時雨 『西洋の唐茄子』 青空文庫
祭りのお練り若宮を出てお旅所に這入るあのお練りは何であるか、と言ふと、同じく御神幸を中心とした行列と見えるが、実はあゝ言ふ風なのを私は近頃「招かれざる客」といつてゐる。
— 折口信夫 『春日若宮御祭の研究』 青空文庫
これから推すと、里春はお練りがはじまってしばらく経ってから象の中で殺されたんだ」 目ッ吉は、ひッ、と息をひいて、「もちゃげるわけじゃありません、こりゃア、どうも凄いお推察、恐れ入りました。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
壊しては大変と大心配の末やっと掘り起し、運搬のため笠石をはずすと火袋(胴石)の中に木彫の地蔵尊、たぶん六体らしいが、ぼろぼろで拝見不可能、そのままそーッとお練りで運んだ。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
しかもちょうどこの日、当の奉行の賀は、街をお練りで帰って来る途中にあったが、たれも花和尚にそれが奉行だとは教えてやる者もない。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
すると、その時ちょうど、大手前の方から真っ直ぐにお練りで来た大名の一列がある――先払いの徒士侍、二本|萌黄羅紗の道具金紋|先筥、蜒として半町にわたる行列、今しも外濠の橋を渡りかけて半ばは町へ入っていた。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
今日も村民はこの女王を真中に守護して、お練りをする時のやうにごたごたして居ながらも、此人の前に立ちふさがるやうなぶしつけをしようとするものはなかつた。