故人を偲ぶ
こじんをしのぶ
表現動詞-五段-バ行
標準
to think of the dead
文例 · 用例
椿岳の伝統を破った飄逸な画を鑑賞するものは先ずこの旧棲を訪うて、画房や前栽に漾う一種異様な蕭散の気分に浸らなければその画を身読する事は出来ないが、今ではバラックの仮住居で、故人を偲ぶ旧観の片影をだも認められない。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
故人を偲ぶにはこれ以上の好機は無い。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
平生暖かい筈の伊豆に一日寒波が襲来し、椿の大島に雪が積り、伊豆山には霰が降り故人を偲ぶわが涙は為に凍ると遠きより近きに及びその光景を抒しつつ未曾有の天気と結んだ手際のあざやかさ、洵に見事なものである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
お通夜ならお通夜で、故人を偲ぶ話位はあるでせうが、生きた人間を、神變不可思議な曲者の襲撃から護らうといふのですから、その不氣味さと言ふものはありません。
— 振袖源太 『錢形平次捕物控』 青空文庫
お通夜ならお通夜で、故人を偲ぶ話ぐらいはあるでしょうが、生きた人間を、神変不可思議な曲者の襲撃から護ろうというのですから、その不気味さというものはありません。
— 振袖源太 『銭形平次捕物控』 青空文庫
私は、そこに故人を偲ぶ風景というより、人びとの得手勝手な好奇心のほうを多く見ていた。
— 山川方夫 『演技の果て』 青空文庫
葬儀も残暑の厳しい日に、阿倍野でほんの小人数で営まれたが、その人達が殆どそっくり居残って隣の火葬場へ送って行き、お骨が焼けるのを待っている間に故人を偲ぶいろいろの話が出た。
— 中巻 『細雪』 青空文庫
だいぶまえのことであるが、一葉の記念碑がその住居の跡に建てられて、電車通りにある西徳寺で、故人を偲ぶ講演会が催されたことがあった。
— 小山清 『安い頭』 青空文庫
作例 · 標準
葬儀の席で、参列者たちは静かに故人を偲ぶひとときを持った。
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命日には毎年、家族が集まって昔話に花を咲かせながら故人を偲んでいる。
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彼の功績を称え、ゆかりの深い人々が故人を偲ぶ会を開催した。
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