春日遅々
しゅんじつちち
形容詞-たる副詞-と
標準
long and balmy (of a spring day)
文例 · 用例
――つまりこれから先の行手では、まことに春日遅々たるの想ひで豆粒ほどの土に藹々たる無辺の念を凝らしながら、阿吽の呼吸をはかつて、やがては個性を吹き込み、風格を注ぎ込まうといふ妙境なのである……。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
春日遅々と云うけれども、根岸の念の入った取調べにいつか日はトップリと暮れて終った。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
それからジリジリと小きざみに両士相寄ってゆくのだが、再び鋩子先がふれたかと思うと、またもや同時に飛びすさって身を構える……同じことを繰り返して、春日遅々、外見はまことに長閑なようだが命のやりとりをしている左膳、栄三郎の身になれば、のどかどころか、全身これ神経と化し去っているのだ。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
春日遅々として、人々はのんびりと散歩を楽しんでいた。
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「今日の春日遅々とした陽気は、まるで時間が止まったかのようだ」と老人は呟いた。
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春日遅々たる午後は、読書や昼寝に最適だ。
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