行在所
あんざいしょ
名詞
標準
temporary lodging built to accommodate an Imperial visit
文例 · 用例
こんなやり方は如何にも勝元らしく、爾来東軍は行在所守護の任に当って、官軍と呼ばれ、西軍は止むを得ず賊軍となった。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
後醍醐天皇の行在所の黒木山へも参りました。
— 小泉節子 『思い出の記』 青空文庫
つまり天武天皇の行在所があったところかも知れない。
— 飛騨・高山の抹殺――中部の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
これはワサミかワサミに近い実際の前線指揮処だった行在所で、つまりその地点で天皇が大友皇子の首実検をしたところだ。
— 飛騨・高山の抹殺――中部の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
西|筑摩の郡長、郡書記も出張して来て、行在所となるべき家は馬籠では旧本陣青山方と指定された。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
福島の行在所において木曾の産馬を御覧になったことなぞ聞き伝えて、その話を半蔵のところへ持って来るのは伏見屋の三郎と梅屋の益穂とであった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
半蔵は裏の井戸ばたで水垢離を執り、からだを浄め終わって、神前にその日のことを告げた後、家の周囲を見て回ると、高さ一丈ばかりの木札に行在所と記したのが門前に建ててあり、青竹の垣も清げにめぐらしてある。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
旧本陣奥の間の風通しのよいところに横になって連れて来た女の子に乳房をふくませることも、先年東山道御巡幸のおりには馬籠|行在所の御便殿にまで当てられた記念の上段の間の方まで母のお民と共に見て回ることも、お粂には久しぶりで味わう生家の気安さでないものはなかったようである。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日行在所について考えている。
行在所という言葉は日本語で重要だ。
彼は行在所の意味を理解している。
この文には行在所が含まれている。