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耳触り

みみざわり
名詞名詞-の形容詞
1
標準
feeling one gets from listening to something
文例 · 用例
千本格子の中から聞える三味線は、長唄のものを使っているらしく、浄瑠璃のあの節太い写実の調子はやさしく扱かれ、たゞ美しいだけの抒情詩の耳触りになっています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
この声の耳触りはわたしの永年世俗に従うための克己努力によって殻に殻を重ねてしまった松株のような心に容易く浸透してわたし自身の中なる本質のナイーヴなものをわたし自身に気付かせる。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
沼南の傍若無人の高笑いや夫人のヒッヒッと擽ぐられるような笑いが余り耳触りになるので、「百姓、静かにしろ」と罵声を浴びせ掛けられた。
内田魯庵 三十年前の島田沼南 青空文庫
その上彼の耳触りの悪い嗄れ声にも冷酷にあらわれていた。
A CHRISTMAS CAROL クリスマス・カロル 青空文庫
俺らが大事の両親に辛い思いをさせ涙をこぼさせるのは、あのいつでもその耳触りの好い声を出して、スベスベした着物を着て、多勢の者にチヤホヤ云われている者共ではないか?
宮本百合子 貧しき人々の群 青空文庫
要は昼の酒が利いたのと、周りの噪音が激しいのとで上気したせいか、ただチラチラと眼に映るものを感じているだけに過ぎないのだが、それでいて決して退屈でもなければ耳触りでもない。
谷崎潤一郎 蓼喰う虫 青空文庫
作例 · 標準
彼の低く落ち着いた声はとても耳触りが良く、聴いているだけで心が安らぐ。
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「このラジオパーソナリティの耳触りのいい話し方は、寝る前の読書にぴったりだ。」
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専門用語を並べるのではなく、耳触りのいい言葉を選んで説明する彼のプレゼンは好評だ。
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