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けろり

けろり
副詞副詞-と
1
標準
completely
文例 · 用例
だがその客が歸つたあとでは、けろりとして皮肉の舌を出すだらう。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
その処方通りにしたら数日にしてこの厄介な奇病もけろりと全快した、というのである。
寺田寅彦 追憶の医師達 青空文庫
峰から峰の偃松は、暴風雨のあとの海原のように凪いで、けろりと静まりかえっている、谷底の風の呻吟は、山の上が静粛になるだけ、それだけ、一層|凄まじく高く響いて来る。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
「親殺し」といふ崖の下で、水は油を流したやうに、澄んで、今までのさわぎは忘れたやうに、けろりととぼけてゐる。
小島烏水 天竜川 青空文庫
「ゆんべもおとといの晩も自分の家へ帰って来ませんとさ」 新日本音楽の先生の帰ったあと、稽古場にしている土蔵の中の畳敷の小ぢんまりした部屋になおひとり残って、復習直しをしていた老妓は、三味線をすぐ下に置くと、内心|口惜しさが漲りかけるのを気にも見せず、けろりとした顔を養女に向けた。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
ついさき頃まで熱心に通っていた女郎のことなど、けろりと忘れてしまって、そんなことを頻りに話していた。
黒島傳治 雪のシベリア 青空文庫
勝子はけろりと気がついた。
梶井基次郎 城のある町にて 青空文庫
それを、眉山がれいの、けろりとした顔をして読む。
太宰治 眉山 青空文庫
作例 · 標準
昨日の大雨で、土砂崩れを起こした場所がけろりとなっていた。
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心配していた試験も、終わってみればけろりとした気持ちになった。
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「ああ、あの借金、一気にけろりと返済できたよ!」と彼は喜んだ。
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2
標準
nonchalantly
作例 · 標準
彼は人前で恥をかいたのに、何事もなかったかのようにけろりとしている。
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「よくそんなけろりとした顔でいられるわね」と私は呆れた。
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大きなミスをして上司に怒られたが、彼は次の日にはけろりとした態度だった。
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けろり(けろり) — 幻辞.com