歯僅
はわずか
名詞
標準
文例 · 用例
竹田博士は年歯僅かに四十歳であるのに、不精から来た頤髯を生やしていたが、どういうものかその黒い毛に交って、丁度頤の先のところに真白なひとつかみの白毛が密生していることで有名だった。
— 海野十三 『人造人間事件』 青空文庫
いずれにしても江戸川兄の出現はあらゆる意味に於て喜ばしい限りであり、しかも同兄は年歯僅に三十二、今後益々発展し生長せんとしているのである。
— 小酒井不木 『「心理試験」序』 青空文庫
年齒僅に十幾歳の忰を相手に彼はいかにも滿足げに朝の一時間だか二時間だかを過したのである。
— 若山牧水 『鮎釣に過した夏休み』 青空文庫