縲絏
るいせつ
名詞
標準
black rope used to bind criminals
文例 · 用例
わたしは罷り間違えば一週間後には縲絏の辱めを受けているか最早やこの世にはいない人間である。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
宜なる哉、縲絏の辱めを受けて獄中にあるや、同志よりは背徳者として擯斥せられ、牢獄の役員にも嗤笑せられて、やがて公判開廷の時ある壮士のために傷つけられぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
「夜半ごろパウロとシラスと祈りて神を賛美するを囚人ら聞きいたるに、俄かに大いなる地震おこりて、牢舎の基ふるい動き、その戸たちどころに皆ひらけ、すべての囚人の縲絏とけたり、」と新約聖書使徒行伝第十六章第二十五―六節に記されているところから、言った文句である。
— THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND MR. HYDE 『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』 青空文庫
パウロがローマの獄につながれた時、嫉妬と紛争とにより彼を批難攻撃した者について、「彼らはわが縲絏に患難を加えんと思う」者であると記しましたが(ピリピ一の一七)、十字架上のイエスに比べれば、パウロの苦痛など何でもない。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
殊に自分のために一方ならぬ骨を折ってくれたツァ・ルンバ及びセラ大学における教師、保証人らが縲絏の苦を受けて居るということを聞いては、私は枕を高うして寝ることが出来ない程苦しんだです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
大久保を殪した島田一郎のごときは非凡な豪傑だったそうであるが、現場では腹を切らないで縲絏の恥かしめをうけ刑場の露と消えたのは見苦しき最後である。
— 尾崎士郎 『早稲田大学』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、罪人は縲絏につながれ、市中を引き回されるという罰を受けることがあった。
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彼は、自由を奪われ縲絏の身となることを何よりも恐れていた。
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古い時代劇の映画で、捕らえられた主人公が役人に縲絏で縛り上げられるシーンがあった。
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