悲しげ
かなしげ
形容動詞名詞
標準
seeming sad
文例 · 用例
――私が今歩いてゐる時に持してゐる私の表情は、悲しげなものであるかも知れない。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
しかし……』と言って悲しげに『かわいそうです。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
」 自分がこの結論を下した時、彼は悲しげに首をふつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
」 その時芥川君の顏には、ある悲しげなものがちらと浮んだ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
」とお爺さんは、悲しげに盃を伏せる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
投げ出してるわが子の足に自分の手を添えその足をわが顔へひしと押し当てて横顔に伏している妻は、埋葬の話を聞いてるか聞いていないか、ただ悲しげに力なげに、身をわが子の床に横たえている。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
野獸的の烈しい憤怒に燃えてゐながら、そのくせ世にもしをらしく悲しげな姿である。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
が、それは恰かも、私の目の前で、一つの運命が、長い運命が、その傷ましいカタストロフが(その鉛筆が止まつて、その悲しげな、空虚な手の上にかすかに顫へながら凸出する瞬間まで、高まつてゆくところの)、演ぜられてでもゐるかのやうでした。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は何か悲しげな顔をして、窓の外をじっと見つめていた。
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彼の別れの言葉は、どこか悲しげで、心に響いた。
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雨に濡れた子犬が、悲しげな瞳で私を見上げていた。
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その歌は、悲しげなメロディーが特徴的で多くの人を惹きつける。
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