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忍ばせる

しのばせる
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to conceal
文例 · 用例
彼は藁草履の足音をぬすみながら、小走りに女のあとを追ってゆくと、女はそんなことには気が付かないらしく、これも夜露を踏む草履の音を忍ばせるように、俯向き勝ちに辿って行った。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
更らに兩者の間に町の歴史を結び付けて考へると、一味の――長篇小説の最終の頁を忍ばせる趣が出る。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
しかし、その不安は、すでに現在のようになっているわたくしの身や心のものに取っては、吸物の汁に忍ばせる酢の一雫であり、眼隈に添える墨の一掃毛であります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
若い町の弁護士が忙しさうに粗末な硝子戸を出入りし、蒼白い薬種屋の娘の乱行の漸く人の噂に上るやうになれば秋はもう青い渋柿を搗く酒屋の杵の音にも新しい匂の爽かさを忍ばせる
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
それに赤みがちの錆色にも古びがつき、硝子窓の切り方などもかなりに凝って、尖った屋根飾りや軒飾りなども単純で、いかにもまた雪の深い樺太の情趣を忍ばせるものであった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
こっちから斬りつけていくような恰好で紀久ちゃんのほうへ寄っていくから、おれが動けって言うまでそのままにしていてくれ」 そして、正勝は蔦代の死体をその後ろから抱き支えて、足音を忍ばせるように小刻みに足を運ばせながら右手の短刀を振りかざして、紀久子のベッドへ接近していった。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
足を忍ばせるようにして近づき、向き合ってみて先ず驚かされたのは、その大きさでした。
富田倫生 本の未来 青空文庫
この老人を嚇すというほどの悪意でもなかったが、わたしは幾らか足音を忍ばせるように近寄って、老人のうしろから不意に声をかけた。
唐人飴 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
彼女は誰にも気づかれないよう、小さな手紙を本の間に忍ばせた
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スパイは、重要な情報を極秘文書の中に忍ばせて、敵の目を欺いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その画家は、作品の中に密かにメッセージを忍ばせることで知られていた。
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忍ばせる(しのばせる) — 幻辞.com