公定相場
こうていそうば
名詞
標準
ceiling price
文例 · 用例
道中の問屋場にはそれ/″\に公定相場と云うようなものがあって、人足どもにかつがせる荷物もその目方によって運賃が違うのですが、武家の鎧櫃にかぎって、幾らそれが重くても所謂「重た増し」を取らないことになっていましたから、鎧櫃のなかへは色々のものを詰め込んで行く人がありました。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
そんなら旅をする人は誰でも問屋場にかゝりそうなものですが、問屋場には公定相場があって負引が無いのと、問屋場では帳簿に記入する必要上、一々その旅人の身許や行く先などを取りしらべたりして、手数がなか/\面倒であるので、少しばかりの荷物を持った人は問屋場の手にかゝらないことになっていました。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
世の中には、そろそろ統制経済だとか、公定相場だとかという言葉をきくようになり、都会では生活物資が次第に少なくなり、物の値いが高くなっていくのに驚いているときである。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
ほかに収入はありませんから」「これもたいへん立ち入つた話ですが、そこにある、浅間だと思いますが、あれくらいの絵はどれくらいするもんでしよう」「公定相場はありません。
— 岸田國士 『この握りめし』 青空文庫
彼等は一キログラム二ルーブリ四十カペイキ位の公定相場で自家製バタを手放すことを欲しなかった。
— 宮本百合子 『モスクワ印象記』 青空文庫
大量的需要供給の投合調節、公定相場の作成、価格の平準作用……」 と僕は説き立てた。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
かくて男女共に働くと称する時間が略※公定相場の八時間になるのだが、家ではお父さんが終日在宅だから、お母さんは十六時間労働に服さなければならない。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
作例 · 標準
金(ゴールド)の公定相場は、国際的な経済情勢によって変動します。
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「この株は公定相場の上限に達したようです。そろそろ売り時かな?」
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為替市場では、公定相場という概念はあまり一般的ではありません。
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