飽くことを知らない
あくことをしらない
表現形容詞
標準
insatiable
文例 · 用例
無限の食慾をもって降る霰を、下から食い貪り食い貪り飽くことを知らない。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
さらにこの書物は十九世紀の末から世界大戦前に至るまでの世界の外交界の表裏が手にとるように描いてあるので、暑い夏の日に読んでもちょっと飽くことを知らない書物である。
— 平林初之輔 『ウイツテ伯回想記その他』 青空文庫
彼は房のなかにある土瓶や、湯呑みなどを引きよせ、冷たいその感觸をよろこびながらふつくらと圓みをもつたさうした器具の肌をなでまはし、飽くことを知らないのであつた。
— 島木健作 『盲目』 青空文庫
飽くことを知らない暴慢と残虐とが蔓こる。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
空と雲と大地とは一日|眺めくらしても飽くことを知らないが、半日の読書は僕を倦ましめることが多い。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
一切の強欲の軋轢の苦役から放免せられてゐる山々一寸きざみに山へ登りつめる廣い天と地鋭利な知能を必要とはしない自然老境にはいつた都會を見捨てゝ柔い山ふところに登りつめる私私はその樂しみの飽くことを知らない。
— 林芙美子 『屋久島紀行』 青空文庫
斯ういふ風に一つの歌に一つの新味が盛られて居て飽くことを知らないのが作者の境界で珍重すべき限りである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
そうしたら、あるいはこの傍線の意味が、判ってくるかもしれないからね」 と飽くことを知らない彼の探求心は、普通ならば誰しも看過すかと思われるような、傍線の上に神経をとどめた。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
作例 · 標準
飽くことを知らないの例文1
飽くことを知らないの例文2
飽くことを知らないの例文3
飽くことを知らないの例文4