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男結び

おとこむすび
名詞
1
標準
square knot (starting with a right loop)
文例 · 用例
手槍を取って庭に降り立つとき、数馬は草鞋の緒を男結びにして、余った緒を小刀で切って捨てた。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
そして椽側に捨ててあった血だらけの細引を見せましたが、結び目は厳重な男結びで、それは近江屋半兵衛の場合と同じことです。
怪盗系図 銭形平次捕物控 青空文庫
「首を吊つた綱があるだらう」「これですよ」 八が物置から持つて來たのは、三間あまりの麻の丈夫な細引で、死骸を取おろす時、一端は切つてあり、結び目は嚴重で、妥協の無い男結びです。
凧糸の謎 錢形平次捕物控 青空文庫
見ると、唐櫃と一緒に二間餘りの長い綱で連絡した棒が一本と薄い板が庭に落ちてをり、その綱は有合せの短かい繩を三本も結び合せたもので、結び目が一寸見ると男結びに似た機結びだつたことなどが、咄嗟の間に平次の注意をひきます。
雛の別れ 錢形平次捕物控 青空文庫
麻繩は一方の端を嚴重な男結びで滅茶々々に結んであり、一方の端は刄物で切つて、切つた先の端は見付かりません。
女臼 錢形平次捕物控 青空文庫
下手人は隨分よく氣をつけた積りだが、一つ、二つ、小さい手落はあつた、麻繩の端を風呂場で燒いたり、麻繩の結び目が、手馴れた男結びになつて居たり、お染が殺された頃、自分の部屋に居なかつたり」「それは誰だ、下手人は誰だ」 三十間堀の猪之助は躍起となりました。
女臼 錢形平次捕物控 青空文庫
高いところから首を吊るなら別だが、手で首を締めると、氣がポーツとした時手を緩めるから、どうしても死なずに生き還る、これは柔術の先生かお醫者に訊けばわかることだ」「――」「そこでお内儀は、手拭で自分の首を力一杯縛り、後ろの方へ男結びに固く結んだ上、枕元の水差しの水を、その手拭にかけた。
華魁崩れ 錢形平次捕物控 青空文庫
結び目は嚴重な男結び、死骸の顏は紫色に充血して、日頃の蒼白い内儀とは大變な違ひです。
鬼女 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
例句