尿症
にょうしょう
名詞
標準
文例 · 用例
寿枝の順番が来ると、寿枝はなぜか急にいそいそとして、まず楢雄の夜尿症を癒した苦心を言ひ、そして今は癒つたが、しきりに爪を噛んだり、指の節をボキボキ折る癖があつて、先生、父もどんなにみつともないと気を揉んだことでせう。
— 織田作之助 『六白金星』 青空文庫
アルカプトン尿症は病気の発現ではなく、むしろ害がなく普通は先天的であって一生続く代謝の別経路の性格を持つものである、と考えることの正しい理由がある。
— THE INCIDENCE OF ALKAPTONURIA 『アルカプトン尿の発現』 青空文庫
両親に血縁関係があるということだけで子供たちにアルカプトン尿症のような病態が起きると考える理由は無く、むしろ我々は両親にある何かの特殊性についての説明を求めるべきである。
— THE INCIDENCE OF ALKAPTONURIA 『アルカプトン尿の発現』 青空文庫
このことを問題となっている例に適用して、Bateson はさらに指摘して、上記のアルカプトン尿症の出現率に関して次のように述べた[17]。
— THE INCIDENCE OF ALKAPTONURIA 『アルカプトン尿の発現』 青空文庫
何故かと言うとこれが事柄の真の説明であるならば、一般的な「いとこ同士」の交配そのものではなく、子供にアルカプトン尿症を起こさせる特定の家系の者たち同士の交配が問題となるからである。
— THE INCIDENCE OF ALKAPTONURIA 『アルカプトン尿の発現』 青空文庫
例えばある男が父親からこのような傾向を受け継いで母方のいとこと結合しても、血族的に関係の無い女性と結婚した場合と同じように、アルカプトン尿症の子供を得ることはないであろう。
— THE INCIDENCE OF ALKAPTONURIA 『アルカプトン尿の発現』 青空文庫
他方、もしもこの素質をもつ2つの家系のメンバーたちが結婚したとすると、子供がアルカプトン尿症になる可能性はどちらかの家系のメンバー同士が結婚したときと同じように大きいことになり、血縁関係の無い両親の子供でもこのような異常が出現することになる。
— THE INCIDENCE OF ALKAPTONURIA 『アルカプトン尿の発現』 青空文庫
メンデル流の説明が正しいにせよそうでないにもせよ、アルカプトン尿症および同様に起きる病態の出現する異常性は次のことを考えると良く解釈できる。
— THE INCIDENCE OF ALKAPTONURIA 『アルカプトン尿の発現』 青空文庫