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一村

いっそん
名詞
1
標準
village
文例 · 用例
しかし今少しく規模を大きくして一村、一市街の幅員と同程度なる等温線の凹凸やその時間的変化となれば、既に世人の利害に直接間接の交渉を生ずるに至る事あり。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
政治狂 一村には、一人か二人、必ず政治狂がいる。
黒島傳治 選挙漫談 青空文庫
されど一村寂然たり。
国木田独歩 小春 青空文庫
元来この谷郷村は、こうした山奥に在り勝ちな、一村|挙って一家といったような、極めて平和な村だったので、高文の試験準備をしている草川巡査は最初、大喜びで赴任したものであったが、そのうちに彼の竹を割ったような性格がだんだんと理解されて来るにつれて、村の者から無上の信用と尊敬を受けるようになった。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
私はそれこそ一村童に過ぎなかったのだけれども、兄たちの文学書はこっそり全部読破していたし、また兄たちの議論を聞いて、それはちがう、など口に出しては言わなかったが腹の中でひそかに思っていた事もあった。
太宰治 『井伏鱒二選集』後記 青空文庫
一村はあちらこちらでひそ/\と寄合い相談を始めた。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
而して材能なきものと雖も、一村|一邑に独立したる権義の舞台となりて、個人的の自由を享有するものとなれり。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
剩雲いまは收るや、見る目悲しきふところに、うつし殘る家一村
長塚節 長塚節歌集 中 青空文庫
作例 · 標準
昔話には、遠い山奥の一村が舞台となることが多い。
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その疫病は隣の一村にまで広がった。
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ここから一番近い一村までは徒歩で二時間かかる。
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