小腰をかがめる
こごしをかがめる
表現動詞-一段
標準
to bow slightly
文例 · 用例
先刻は……」と、いい難きを忍んで、立ったまま丁寧に小腰をかがめると、夫人はひどく上機嫌で、「まあ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」と、お石は小腰をかがめるやうにしたが、猫車の柄を押してゐる手を下におくことは出來なかつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
」「…………」 みほ子は何のことかよく分らず躊躇していたが、小腰をかがめるようにして真面目に答えた。
— 宮本百合子 『道づれ』 青空文庫
」 胸をさすって、小腰をかがめると、狡そうな目つきに、妙な微笑を見せて、「折り入って、話があるのだが――」 と、あたりを見まわすようにして、「御隠居の御息女が、あちらで、酔をさましていらっしゃる。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
はるかむこうに、さっき田原町を出て来た家主喜左衛門と鍛冶富、また大岡に会ったと外ながら慇懃に小腰をかがめる。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
そこの式台へ明りの影がさすと、訪れた人々は、会釈をもって待ちながら、「夜分、御静居をおさわがせ申して、まことにぶしつけではござるが……」と、鄭重に小腰をかがめる。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
「明日」 とだけいって、意味は言外に、小腰をかがめると、「ウム」 弦之丞もうなずいただけで、そこから左右に袂を分ちかけたが、女は女同士のお綱とお吉、両方からすり寄って何かしきりと、別離を惜しんでいる様子。
— 鳴門の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
秘書は来客に対し、丁寧に小腰をかがめて部屋へ案内した。
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彼は恐縮した様子で小腰をかがめながら、何度も謝罪の言葉を口にした。
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通路ですれ違った上司に、彼女は軽く小腰をかがめて挨拶を済ませた。
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