掻い撫で
かいなで
名詞-の形容詞形容動詞
標準
superficial (knowledge, learning, etc.)
文例 · 用例
」 背掻い撫でて、もの優しく、「分ったか。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
あなあはれ、雀子よとて雀子を撫でさすり、掻い撫でさすり、偽りなせそ、むさぼりそよ、おのづからなれ、正しく、直く常童にて、天地の神ごころにも通へとぞ、悲しかれよと宣りましき。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
あなあはれ、雀子よとて雀子を撫でさすり、掻い撫でさすり、偽りなせそ、むさぼりそよ、おのづからなれ、正しく、直く、常童にて、天地の神ごころにも通へとぞ、悲しかれよと宣りましき。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
城之介様の高足駄、一本歯の利器と来た日には、掻い撫での斧より役立つんだからなあ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
辛辣、諷刺、事情通、縦横の文藻、嘲世的態度、とうてい掻い撫での市井人が、いいかげんに作ったものでないことは、おおよそ見当がつくことと思う。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
」「…………」「お前も掻い撫での与力ではなく、物の解った人間の筈だ。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
それも掻い撫での茶菓ではない。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
……義理や掻い撫での人情で、何んで妾がお前さんのために、こうまで下がった商売しようぞ!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫