生の哲学
せいのてつがく
名詞
標準
philosophy of life
文例 · 用例
第一回の講義の始めに、人間本位の立場から物理学を解放すべきことや物理的世界像の単一性などに関する先生の哲学の一とくさりを聞かせた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
先生の哲学を鼻から煙にして吹き出す量は月に積もると、莫大なものである。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
哲学者ではショーペンハウエルとかニーチェとかの生の哲学が流行し、私もその影響をこうむった。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
新カント派が全盛になる以前、広く流行したオイケン、ベルグソンの「生の哲学」がそれであったと見られるであろう。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
生の哲学の流れは新カント派が隆盛を極めてからもわが国には根強く存在していたのであって、西田先生の哲学などもそれに属するといい得るであろう。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
しかし私は西田先生の影響を通じて生の哲学につながっていた。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
もっとも林は少し違っていて、深田先生や波多野先生らの教養を理想としていたようであったが、谷川や小田は思想的にも生の哲学に属していて、私もある程度それに影響された。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
生の哲学の方面で私が最もよく読んだのはジンメルであった。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
作例 · 標準
ニーチェの思想は、近代における生の哲学の先駆けとして高く評価されている。
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苦難の中でも自分らしく生きるために、私なりの生の哲学を持ち続けたい。
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その映画は、絶望の淵に立たされた男が独自の生の哲学を見出すまでを描いている。
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ウィキペディア
生の哲学 は、19世紀以後の生物学革命、とりわけ進化論に呼応しつつ、生まれた哲学的潮流をいう。その特徴は、「生」「生命」を強調して、抽象的、観念的合理性に対して批判的な姿勢をとることである。生の哲学において、「生」は、科学的知性や理性では捉えきれない根底的、全体的なものとして強調される。また、抽象的な知性や理性が捉える不動性よりも、生のうちに見られる具体性や生成、運動が優位だとされる。さらに、根底的、動的、具体的な生に即したものとして、単なる知的な理解ではなく、直観、意志、情動、体験などが強調される。
出典: 生の哲学 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0