様貴
ようき
名詞
標準
文例 · 用例
しかもそれが女流批評家の言葉であつて、かういふ批評を戴いては神泉氏たるもの、左様貴女のおつしやる通りですと肯定せざるを得ないであらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
『左様貴方のやうに言つたものでも有ませんよ。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
丑松はすこし蒼めて、『どうも左様貴方のやうに、独りで物を断めて了つては――』『いや、是非とも私を助けると思召して。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
『しかし、風間さん、左様貴方のやうに失望したものでも無いでせう。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
左様貴方が言つて下されば、奈何に僕も心強いか知れません。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
「左様貴方は気を揉むから不可んですよ。
— 島崎藤村 『死の床』 青空文庫
乳母は今の中にと思って女君のそばによって几帳をすっかり立てまわして声をひそめて、「姫様貴方御考えになりましたか」と生真面目な様子できく。
— 宮本百合子 『錦木』 青空文庫
『高尚にね、高尚にね、どうぞ御前様貴郎様もね、高尚にお成り遊ばしませ!
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫