資生
しせい
名詞
標準
文例 · 用例
二人で、いやに真面目な顔をして銀座を歩いて、資生堂でアイスクリイム・ソオダとでもいったところか。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
資生堂でコーヒーを飲みながら兄さんは、「芹川の家には、淫蕩の血が流れているらしい。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
資生堂で簡單に夜食。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
健康がもつと滿足だつたら聊か憾みだつたが、それから銀座の資生堂で簡單な夕食をとりながらお話を伺つてゐる内に喘息の發作が幾分強まつてくる氣配だつた。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
六時過ぎ資生堂の前で先生とお別れした。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
資生堂二階のボックスでお逢いして、私が二百円と言いもおわらぬうちに、三度も四度もあわてて首肯き、さっと他の話にさらっていった。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
落葉が風にさらわれたように、よろめき、資生堂へはいった。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
資生堂のなかには、もう灯がともっていて、ほの温かった。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫