靴墨
くつずみ
名詞
標準
shoe polish
文例 · 用例
靴紐や靴墨、刷毛が店頭の前通りに駢び、棚に製品がぱらりと飾ってあったが、父親はまだ繃帯も取れず、土間の仕事場で靴の底をつけていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
顔に靴墨の跡を残したまま。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
時には靴を磨くブラッシに靴墨を塗って置いて、暗やみで摺れ違いながら人の顔を撫でたりしたそうです。
— 妖狐伝 『半七捕物帳』 青空文庫
――ああ、なに、うんそうか、土産ものも売っとるう、写真に絵はがき、首かざり、宝石入指環、はみがきに靴墨。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
そのほか靴墨やら野菜やらぼたんやら皮帯なんかも大道で売ってる。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
鞄の中ほどまで色様々な茶の錫紙のレッテル、靴墨、鰯の空罐などがぎっしり詰っていた。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
火鉢に炭火を分け入れていた小使の爺が驚いたほどに、てか/\靴墨で黒光する長靴を短い脚に穿いて、彼は廊下を足音高く歩いた。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
誰かが英国に渡り、シユウクリイムを呉れと云つたら、靴墨を持つて来たといふ話がある。
— 岸田國士 『大正風俗考』 青空文庫
作例 · 標準
出かける前に、靴墨で靴を磨いてピカピカにした。
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