蹴離
蹴離
名詞
標準
文例 · 用例
そして猛る閻婆を、もういちど蹴離しながら、「さ、旦那。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
「止しておくれ、後生ッ、小六さん――」「えいッ、吠え面かくな」 どんと片足あげてお延を蹴離した投げ槍小六は、やッと一声鋭くかけて、目にも止まらぬ手練の槍を手から放した。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
陰陽一上一下、続け打ちに五、六打合ううち、思いがけない河内房の足がツと新九郎の内股へ入って外輪にぱッと蹴離したので、木剣にばかり気をとられていた彼は、「アッー」 と叫んで斜めによろめいたところを天※の如き河内房の強力で、新九郎の小手を強かに打ち込んだ。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫