紫雲英
ゲンゲ異読 げんげ
名詞
標準
Chinese milk vetch (Astragalus sinicus)
文例 · 用例
今日では、田の草どころでなく、わざと紫雲英草を種子蒔き前の田に植えて、空中窒素を地中に吸い取らせて土地を肥沃します。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
…… うの花にはまだ早い、山田|小田の紫雲英、残の菜の花、並木の随処に相触れては、狩野川が綟子を張って青く流れた。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
一面に紫雲英が生えた、その葉の中へ伝わって、断々ながら、一条、蒼ずんだ明るい色のものが、這ったように浮いたように落ちています。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
今|貴僧がここへいらっしゃる玄関前で、紫雲英の草を潜る兎を見たとおっしゃいました、」「いや、肝心のお話の中へ、お交ぜ下すっては困ります。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
屋根の埃も紫雲英の紅、朧のような汽車が過ぎる。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
窓の外は、裾野の紫雲英、高嶺の雪、富士|皓く、雨紫なり。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
シヽデンキウモンの苗なるもの、二日三日の中に、此の紫雲英の葉がくれに見えずなりぬ。
— 泉鏡花 『草あやめ』 青空文庫
日を経るまゝに何事も言はずなりし、不図其のシヽデンの菜に昼食の後、庭を視むることありしに、雲の如き紫雲英に交りて小さき薄紫の花二ツ咲出でたり。
— 泉鏡花 『草あやめ』 青空文庫
作例 · 標準
春の田んぼ一面に広がる紫雲英のピンク色の花は、まるでお花の絨毯のようだ。
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「あ、紫雲英が咲いてる!昔はこれを摘んで花冠を作ったものだよ」
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紫雲英は根粒菌の働きで土を豊かにするため、昔から緑肥として重宝されてきた。
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