飴ん棒
あめんぼう
名詞
標準
stick of candy
文例 · 用例
飴は、今でも埋火に鍋を掛けて暖めながら、飴ん棒と云う麻殻の軸に巻いて売る、賑かな祭礼でも、寂びたもので、お市、豆捻、薄荷糖なぞは、お婆さんが白髪に手抜を巻いて商う。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
これは飴細工をするのでなく、ぶつ切りの飴ん棒を一本二本ずつ売るんです」「じゃあ、和国橋の髪結い藤次の芝居に出る唐人市兵衛、あのたぐいでしょう」「そうです、そうです。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
あの女郎、眞裸にして、逆さにつり下げ、飴ん棒のやうにねぢり殺してやれ!
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
間違いなく二時間のうちにだぞ、それがもし出来ないなんてえことになったら、おれは貴様を、おれは貴様を……飴ん棒みたいに捻じまげて、結びこぶを拵らえてくれるぞ!
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
床屋さんの飴ん棒みたいな模様が眼の中にゴミみたいにたまつちやつて、みんな色盲になるつて心配してたわ」 富岡は頭が疲れてゐた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
今日腕白小僧の様な大人は誰でも、社会に対して『俺のほしがつて居る飴ん棒をくれ、くれなけれやお前の生活が辛抱出来ぬ程ひどい目にあはしてやるから』といふ事が出来る、して又其いふ通り暫くは其腕白の為に、我々の人生が耐へ難いものにされるのだ」。
— 山本宣治 『婦人雑誌と猫』 青空文庫
あの辺には駄菓子屋がいくらもありますから、私は餅菓子だの、飴ん棒だの、面子だの、いろんな物を随分買ってやりましたよ。
— 豊島与志雄 『林檎』 青空文庫
「あっ、なんだろう、あれは……」 茶色の飴ん棒みたいなものが、コーヒー沸しの口から、にゅーっと横にのびてくる。
— 海野十三 『大宇宙遠征隊』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日飴ん棒について考えている。
飴ん棒という言葉は日本語で重要だ。
彼は飴ん棒の意味を理解している。
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