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於霜

於霜
名詞
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標準
文例 · 用例
三戸野の炭焼の子で、於霜という十二、三の小娘がいた。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫
於霜だけは、「お姫さま、可哀そうだに。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫
忠興が長い戦場生活から帰って、久しぶりの寛ぎに、庭園の花壇を見てあるいていると、そのふさわしくない長屋棟や、そこから洩れる声が耳についたので、忽ち、不機嫌な眉をひそめて、居合せた於霜という奥仕えの侍女にたずねた。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫
この於霜は、三戸野の山中にまる二年、夫人が幽居していた頃から、側近く召使って来たあの炭焼の小娘であったが、今はもう見違えるばかりになっていた。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫
「お目障りになりましたか」 於霜は忠興の眉を、畏る畏る見あげながら答えた。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫
夫人を呼べ」 於霜がためらっていると、忠興は舌打ちして、「よいっ。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫
――於霜だけがいつもそれを微笑みながら側でながめていた。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫
いつも於霜の才覚で、被衣して召使の女に偽装したり、門番の合鍵を手に入れたりして礼拝堂に通った。
細川ガラシヤ夫人 日本名婦伝 青空文庫