露探
ろたん
名詞
標準
Russian spy (during the Russo-Japanese War)
文例 · 用例
日露戦争の時分には何でもロシアの方に同情して日本の連捷を呪うような口吻があったとかであるいは露探じゃないかという噂も立った。
— 寺田寅彦 『イタリア人』 青空文庫
既に神聖なる軍国の議会に、露探問題を上したるの恥辱を有する同胞は、宜しく物質の魔力に溺れむとする内心の状態を省みる可く候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
「ウイスキーってんだろう」「露探じゃあんめえな」「なあに。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
あの女たち、露探かも知れんぞ」 誰も答える者はなかった。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
こないだは、長崎で、女の露探が捕まえられたが、あの女たちも怪しいぞ」「そういやあ、女が、なにも、巌流島までも行って、関門海峡を見物せんでもええなあ」 老人仲仕も、新之助の意見に、同感の意を表した。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
」 吉田磯吉のつれて来た女を、露探などといったばかりなので、新之助は気味が悪かった。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
「おい、露探が、こっちに来るぞ」 一人の仲仕が、笑いながら、新之助の尻をつついた。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
新之助は狼狽して、「露探なんて、いうなよ。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
彼は日露戦争中、露探として敵国の情報を探る危険な任務に従事していた。
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露探ではないかと疑われ、彼は憲兵隊に連行された。
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歴史小説を読んで、かつて露探と呼ばれたスパイがいたことを知った。
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