絵事
えじ
名詞
標準
文例 · 用例
椿岳の米三郎は早くから絵事に志ざした風流人であって、算盤を弾いて身代を肥やす商売人肌ではなかった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
彼はその余勢をもって絵事を試みしかども大成するに至らざりき。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
彼はその余勢を以て絵事を試みしかども大成するに至らざりき。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
自分の絵は自分で厳しく判断すれば大概|判っているもので、それが判らない位の鈍感さならさっさと絵事はあきらめる方がいいと考えていた。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
自分の絵は自分で厳しく判断すれば大概判っているもので、それが判らない位いの鈍感ならさっさと絵事はあきらめる方がいいと考えていた。
— 小出楢重 『油絵新技法』 青空文庫
私はこれらの光景に接すると、必北斎あるいはミレエを連想して深刻なる絵画的写実の感興を誘い出され、自ら絵事の心得なき事を悲しむのである。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
初陸軍士官学校に入らむとして体格検査に合格せざりしかば、素志を翻して絵事に従へるなり。
— 永井荷風 『礫川記』 青空文庫
私はこれ等の光景に接すると、必北斎或はミレヱを連想して深刻なる絵画的写実の感興を誘ひ出され、自ら絵事の心得なき事を悲しむのである。
— 永井荷風 『水 附渡船』 青空文庫