御田
おでん
名詞頻度ランク #14190 · 青空 15 例
標準
oden
文例 · 用例
倭姫命世記にも御櫛落し賜ひて、櫛田社、定賜ふことあり、儀式帳にも櫛田根椋の神御田奉ること見え、神名帳には多氣郡櫛田神社、櫛田槻本神社、大櫛神社等あり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
六日には御田植があって終るので、四日間ぶっ通しの祭礼を当込みに、種々の商人、あるいは香具師などが入込み、その賑わしさと云ったらないのであった。
— 江見水蔭 『怪異暗闇祭』 青空文庫
住吉の御田植神事の外は旅まはりで一年中の生計を立てゝ行く田楽法師の子どもは、よた/\と一人あるきの出来出す頃から、もう二里三里の遠出をさせられて、九つの年には、父親らの一行と大和を越えて、伊賀伊勢かけて、田植能の興行に伴はれた。
— 折口信夫 『身毒丸』 青空文庫
住吉の神の御田に、五月処女の笠の動く、五月の青空の下を、二十人あまりの菅笠に黒い腰衣を着けた姿が、ゆら/\と陽炎うて、一行は旅に上つた。
— 折口信夫 『身毒丸』 青空文庫
住吉踊りは、恐らく祈年祭或は御田植神事に出たものと思はれるが、江戸へは春駒・鳥追ひ同様、正月に来たらしい。
— 折口信夫 『盆踊りと祭屋台と』 青空文庫
此事を人間的に解釈すれば、天の下を自分のお国になされる為にお出でになつたとなるが、要するに神の御田をお作りになるのである。
— 折口信夫 『古代中世言語論』 青空文庫
吾子籠の御答へには「倭の屯田は天子の御田です。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
采女や舎人を殺さうとせられた怒りが、歌を聴いて、即座に之を赦す心に迫られたと言ふ類の伝へ、其から秦酒公の琴歌によつて、闘鶏御田を免されたこと、木工|猪名部真根の刑死する時、真根の友匠の惜んで歌つた歌によつて命を助けられたことなど、歌もて怒りの魂を鎮めた伝への多かつたことが訣る。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
作例 · 標準
例句