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虐使

ぎゃくし
名詞動詞-サ変
1
標準
driving someone too hard
文例 · 用例
我に呼吸器あり、呼吸器も虐使せずして、適當に用ふべきである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
其時、恰度夫婦喧嘩をして妻に敗けた夫が、理由もなく子供を叱つたり虐めたりするやうな一種の快感を、私は勝手気儘に短歌といふ一つの詩形を虐使する事に発見した。
石川啄木 弓町より 青空文庫
その時、ちょうど夫婦|喧嘩をして妻に敗けた夫が、理由もなく子供を叱ったり虐めたりするような一種の快感を、私は勝手気儘に短歌という一つの詩形を虐使することに発見した。
石川啄木 弓町より 青空文庫
この妊娠の期間、俺は彼女に馬車馬のやうに虐使された。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
其処では、彼等は朝鮮や、台湾の殖民地と同じように、面白い程無茶な「虐使」が出来た。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
虐使に堪えられなくて逃亡する。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
「金菱」の惨酷な整理、労働者の虐使と首切りにそなえるたった一つの力は、この工場委員会の自主化を握って、足並をそろえ、全職工が結束することを措いて他にないこと。
小林多喜二 工場細胞 青空文庫
「また寝そべつたか、困るだなア、汝、余り劇く虐使ふでねえか」「虐使ふどころか、此間も寝反つただから、四俵つけるところを三俵にして来ただアが」「何処へ寝反つてるだ」「孫右衛門どんの垣の処の阪で、寝反つたまゝ何うしても起きねえだ。
田山花袋 重右衛門の最後 青空文庫