幻辞.com

手洗い所

てあらいしょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
どこまでも忠実に付従して来るはいいとしても、まさかに手洗い所までものそのそついて来られては迷惑を感じるに相違ない。
寺田寅彦 案内者 青空文庫
随って手洗い所が一番群集するので、喜兵衛は思附いて浅草の観音を初め深川の不動や神田の明神や柳島の妙見や、その頃|流行った諸方の神仏の手洗い所へ矢車の家紋と馬喰町軽焼淡島屋の名を染め抜いた手拭を納めた。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
手洗い所にはいって、あんないの女中が立ちさると、探偵は、入り口のドアをしめて、ポケットから、針金のまがったものを、とりだし、それをかぎ穴にいれて、カチカチ音をさせていたかと思うと、ピチンとかぎがかかってしまいました。
江戸川乱歩 怪奇四十面相 青空文庫
つまり、自分を、手洗い所の中へ、とじこめてしまったのです。
江戸川乱歩 怪奇四十面相 青空文庫
ドアのそとの廊下にある手洗い所へいって、そこから出ますと、明智はニコニコして、いうのでした。
江戸川乱歩 仮面の恐怖王 青空文庫
浴場には幾つかの入り口があり、主な入り口からは屋根のあるポーチに通じ、ここから手洗い所が開いていた。
OUTLINES OF GREEK AND ROMAN MEDICINE ギリシャおよびローマ医学の概観 青空文庫