黍畑
きびばたけ
名詞
標準
文例 · 用例
塔中秘事雪ふかきまぐさのはたけ、 玉蜀黍畑|漂雪は奔りて、丘裾の脱穀塔を、 ぼうぼうとひらめき被ふ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
自分|乍ら、こんなことは珍らしいと思い乍ら、唐黍畑の傍を歩いて居ると停車場の方から、麻川氏がこっちへ歩いて来る。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
荘子の腰を下している黍畑の縁の土坡の前は魏の都の大梁から、韓の都の新鄭を通り周の洛邑に通ずる街道筋に当っていた。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
さいわい黍畑は続いて居た。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
路々、唐黍畑も、おいらん草も、そよりともしないで、ただねばりつくほどの暑さではありましたが、煙草を買えば(私が。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
このあたり、だらだらの坂、赤楊高き小学校の柵尽きて、下は黍畑こほろぎぞ闇に鳴くなる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
先づその山車は鎌倉街道から横にそれて、一小岬の突鼻の神明宮まで、黍畑や粟畑の高い丘道をうねつてゆく。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
このあたり、だらだらの坂赤楊高き小学校の柵尽きて、下は黍畑こほろぎぞ闇に鳴くなる。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫