滅罪
めつざい
名詞
標準
expiation
文例 · 用例
一旦かぶった面は、自分が一生の戒めにするつもりで、袂に入れて帰りました」 このときの教重は確かに懺悔滅罪の人であった。
— 夜叉神堂 『半七捕物帳』 青空文庫
かねてこの山に栖みつるとは聞きしかど、まさにその音を聞きしといふ人もなきにこよひのやどり、まことに滅罪生善の祥なるや。
— 今井邦子 『佛法僧』 青空文庫
自殺者の罪の重いことを考えてその滅罪の方法も大将はとりたい、七日七日に経巻と仏像の供養をすることなども言い置いて、暗くなったのに帰って行く時、あの人がいたならば今夜は帰ることでないのであると悲しかった。
— 蜻蛉 『源氏物語』 青空文庫
いよいよ本が出るようになって私は滅罪の方法の許された神仏に合掌した。
— 与謝野晶子 『『新新訳源氏物語』あとがき』 青空文庫
しかし唯ひとつの苦しみは、毎夜呪わしい夢魔におそわれることで、貧しい村の司祭として終日自分の乱行を懺悔し、また滅罪の苦行をしている有様を夢みるのでした。
— クラリモンド 『世界怪談名作集』 青空文庫
過去の滅罪や未来の仏果もさることながら、此世に於ける現在の苦厄を免かれることが凡夫に取りては当面の一大事で、身にしみる有難さである。
— 木暮理太郎 『山の今昔』 青空文庫
法華寺、詳しくは法華滅罪之寺は大倭の国分尼寺で、光明皇后の熱信から生まれたものらしい。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
わが滅罪の寺にもこれらの心からな尼たちが住んでいたのか。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
作例 · 標準
過去に犯した大罪を悔いた彼は、自らの滅罪のために一生を捧げる決意をした。
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寺院の静寂の中で、ひたすらに写経を続けることで少しずつ滅罪を祈り続ける。
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厳しい宗教的な儀式を通じて、ようやく心が洗われ滅罪が叶ったように感じた。
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