案文
あんぶん異読 あんもん
名詞
標準
draft
文例 · 用例
四 狂歌師岡鹿楼笑名 前記の報条は多分喜兵衛自作の案文であろう。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
宝永元年から天明五年に至る最古の一冊は題号がなく、引用書として『津軽一統志』、『津軽軍記』、『津陽開記』、『御系図三通』、『歴年|亀鑑』、『孝公行実』、『常福寺|由緒書』、『津梁院過去帳抄』、『伝聞雑録』、『東藩名数』、『高岡霊験記』、『諸書|案文』、『藩翰譜』が挙げてある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
この人は凡ての法令の案文は自分で書く風なのであったが、それを修正して発表するには辻次官からの命でいつも私が筆を執った。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
とあつて、其後に、案文が載つてゐる。
— 折口信夫 『春日若宮御祭の研究』 青空文庫
門下省は封駁の權を有して、若し中書省の案文が不當と認むるときには、これを駁撃し、これを封還することも出來る。
— 内藤湖南 『概括的唐宋時代觀』 青空文庫
八月十日の夜、峠の牛方仲間のものが伏見屋へ見えての話に、右の書付を一同に読み聞かせたところ、少々|腑に落ちないところもあるから、いずれ仲間どもで別の案文を認めた上のことにしたい、それまで右の証文は二人の牛行司の手に預かって置くというようなことで、またまた交渉は行き悩んだらしい。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
又五日には、毛利右馬頭輝元から、秀次公、去春白井備後守を差下、如此之案紙を以、誓紙を沙汰し、入魂いたすべき旨仰せけるに因って、書き上げたる旨を、石田治部少輔を経て言上に及び、併せてその案文なるものを證拠として差し出した。
— 第二盲目物語 『聞書抄』 青空文庫
その答案文を一册にコツピーされたものも併せて送つて下さつた。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日案文について考えている。
案文という言葉は日本語で重要だ。
彼は案文の意味を理解している。
この文には案文が含まれている。