数矢
かずや
名詞
標準
mass-produced arrows
文例 · 用例
深川数矢町で明治五年に取り払われた三十三間堂を、実地に見ている人はすでに少なかった。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
自然は地にみつ光なりや今日はめぐりて山に入れど見よかの大空姿|優に夜の守月姫宮をいでて唱ふをきかずや人の子等は。
— 萩原朔太郎 『感謝』 青空文庫
それでも昼の間は、誰も気付かずやっと夕刻、私が顔を見ようと出て行きましたらこのていたらくでございまする。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
諸君聞かずや、むかし彌次郎と喜多八が、さもしい旅に、今くひし蕎麥は富士ほど山盛にすこし心も浮島がはら。
— 泉鏡太郎 『九九九會小記』 青空文庫
この声を聞かずや、無限の感激は迸しつて迅雷の如く四大を響動せんとす。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
一たび偕に嚢家(博奕場)に往かずや、いかなる境界をも詩人は知らざるべからずとは、吾友フエデリゴの曾て云ひしところなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
如何はせむと困りしが、宮崎氏、裏山行は明日にのばして、今日は共に金洞に赴かずやといふに、さらばとて、共にゆく。
— 大町桂月 『妙義山の五日』 青空文庫
瑞村、晩食しにゆかずやといふまゝに、諾してゆけば、われを不忍池畔の一酒樓に導きぬ。
— 大町桂月 『月の隅田川』 青空文庫
作例 · 標準
三十三間堂の通し矢で使われるのは、大量生産された数矢だ。
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戦国時代の合戦では、兵士たちが数矢を雨のように降らせて敵の進軍を食い止めた。
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この矢は装飾が施されているから、実戦用の数矢ではなく、儀式用だろう。
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