げす
げす異読 げえす・げんす
助動詞
標準
to be
文例 · 用例
怒りて書物を投げすてひとり校庭の草に寢ころび居しがなにものの哀傷ぞはるかに彼の青きを飛び去り天日直射して 熱く帽子の庇に照りぬ。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
お花、梅吉、喜三郎ことし十五の小性とて娘お蝶がませぶりをさげすみしたる樣もなく家代代の重寶をそつと小縁に運ぶ哉。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
」 こういって感に堪えないように締りのない眉をあげさげする。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
毛唐国の花だとさげすみながら、人は何と争って五月の花壇の真中に何よりも大切にこの宝石の様な花たちを、栽培するようになった事よ。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
ゆるし給へ、我れはいかばかり憎くき物に覚しめされて、物知らぬ女子とさげすみ給ふも厭はじ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
若い女は、話し乍ら、さげすむようなまた探索するような、眼なざしで二三度じいさん達を見た。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
彼は、若し将校か、或は知らない者であった場合には、何もかも投げすてて逃げ出そうと瞬間に心かまえたくらいだった。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
」そこらにいる者をさげすむように、腹の中で呟いた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
作例 · 標準
これは、殿からの預かり物で候げす。
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彼の言葉は、まるで古き良き時代の書物に出てくる「~げす」のようだった。
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武士は静かに「承知仕り候げす」と答えた。
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