付ききり
つききり
名詞
標準
constant attendance
文例 · 用例
我々の家では下婢も置かぬ位の事で、まして看護婦などを雇ふてはない、そこで家族の者が看病すると言つても、食事から掃除から洗濯から裁縫から、あらゆる家事を勤めた上の看病であるから、なかなか朝から晩まで病人の側に付ききりに付いて居るといふわけにも行かぬ。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
三人の尼僧が付ききりでしきりに神を説き懺悔を奨める。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
その側に、姉は炊事以外は付ききりなのである。
— 豊島与志雄 『猫捨坂』 青空文庫
半蔵のことを心配して前日以来かわるがわる店座敷に付ききりでいる親類仲間のまちまちな意見も、老人の診断一つで決するはずであった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
髪を刈り、湯に入れ、薬をつけ、新しい服を着替えさせ、あたたかい飲み物を与え、おいしい食事をさせ、清潔な部屋に入れ、さてそれから夜となく昼となく傍らに付ききりで、どうしたら幸福にしてやれるか、しっかりとした一人前の大人に育て上げられるか、とさまざまに心を砕く。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
もう破傷風の心配もないさうですから」 嫁の側に付ききりらしい、伜の勘三郎が説明してくれます。
— 闇に飛ぶ箭 『錢形平次捕物控』 青空文庫
その間というもの、郁太郎は絶えず与八に付ききりです。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「兄さんは頑固で強情でわからずやだったけれど、とうとう病気には勝てなかったのね、でも、これでさばさばしたでしょう」 また、ずっと付ききりで看護していた、召使の浅乃も、臨終の枕もとで泣きながら、小さい声でこう囁いていた。
— 山本周五郎 『竹柏記』 青空文庫
作例 · 標準
病気の子供に付ききりで看病した。
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彼は仕事に付ききりで、ほとんど家に帰らなかった。
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プロジェクトの締め切りが近づき、付ききりで作業を続けた。
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