隠し男
かくしおとこ
名詞
標準
secret (male) lover
文例 · 用例
とんだにょろにょろとした隠し男をおかわいがりでござりまするな」「ではもう……ではもう、なにもかも……」「聞きもいたしましたし、詳しく拝見もいたしましたゆえ、ここらが潮どきとおじゃまに出てきたんでござんす。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
武蔵は女が隠し男に遣る文とでも誤解へたものか、激しい嫉妬で顔は蟹のやうに真紅になつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
「隠し男を持つようなお嬢様ではありません」と云った。
— 夢野久作 『黒白ストーリー』 青空文庫
彼女は隠し男との遊戯の暇には、その余力を以て格太郎を愛撫することを忘れないのだった。
— 江戸川乱歩 『お勢登場』 青空文庫
どうもこのごろ、おれに向って、てめえの様子がやさしすぎるわいと変に思っていたが、さては、隠し男をこしらえていやがるな」「めっ、滅相もない」「うんにゃ、そうに違いねえ。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
うぬが隠し男を持っているので、なんとか、おれを甘口に乗せて誤魔化していやがるのだろう」「ど、どうしてそんな、大それたことを私が……。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
「彼女、あんなに貞淑そうに見えて、実は屋敷の離れに隠し男を囲っているって噂よ」
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古い怪談話には、夫の留守中に隠し男を招き入れた妻が恐ろしい報いを受ける描写がしばしば登場する。
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「おいおい、そんなところに隠し男を忍ばせているのがバレたら、世間体が保てないぞ」
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禁断の恋を描いたその小説で、主人公は隠し男との密会を唯一の心の支えにして孤独を凌いでいた。
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