突棒
つくぼう
名詞
標準
barbed T-shaped weapon for catching thieves (Edo period)
文例 · 用例
妻と年寄の口の動くさまで、言葉を想像すると、突棒とか刺又とか※とかといふやうな責道具で拷問にかかつてゐる辛さであつた。
— 牧野信一 『裸虫抄』 青空文庫
道場では、負けぬが、何んしろ、一度は、大作の首を上げた御仁だからの」 一人が、板壁に立ててある突棒をとって、しごきながらいった。
— 直木三十五 『三人の相馬大作』 青空文庫
十手、突棒、袖がらみなどを持った手先、足軽が、門から雪崩れ入った。
— 直木三十五 『三人の相馬大作』 青空文庫
――とある横町の角まで来て、軒に沿うて曲ろうとすると、前を塞ぐ、十人あまりの同勢、「上意」「御用」 の大喝を発しながら、突棒を振り上げて、待ち構えているのだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
門の右手には紅白の幔幕、突棒刺叉捩など、さも厳しく立て並べてある。
— 国枝史郎 『首頂戴』 青空文庫
その式台を上った所に、突棒や、袖搦や刺股や、また古ぼけた馬上提灯などが、並んで懸けてあった昔なら、私でもまだ覚えている。
— 夏目漱石 『硝子戸の中』 青空文庫
此方は数十人の役人、突棒刺叉鉄棒などを携えて、取押えようと必死になって働いて居りますが、何しろ死者狂の罪人ども、荒れに荒れて忽ち役人も三四人|打倒されました。
— 三遊亭圓朝 『後の業平文治』 青空文庫
その粉砕場は,これも甚だ原始的な操作で、木組の中央には上から特殊な突棒が下り、どすんと落下させて砕くのである。
— 田畑修一郎 『出雲鉄と安来節』 青空文庫
作例 · 標準
時代劇の捕物シーンで、同心が突棒を使って暴れる下手人の首筋を鮮やかに取り押さえた。
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博物館の武器展示室には、刺又や袖搦と並んで、江戸時代の古い突棒が厳重に展示されている。
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「この突棒の鋭い突起は、相手の衣服や髪を絡め取って逃がさないためのものなんだ」
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ウィキペディア
突棒(つくぼう)は、江戸時代に使用された捕り物道具のひとつである。刺股、袖搦ととも三道具の一種でもある。
出典: 突棒 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0