証道
しょうどう
名詞
標準
文例 · 用例
この分なら、世尊より証道の御允可の出るのも、久しい先では無いと云って居られました。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
摩登伽尼 ――証道の御許しのと、そんな至ったことはわたくしの分際でもなし、また望みでも御座いません。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
聖パウロ、殉教者イグナチウス、コルドバの老証道人ホシウス……と壁面の彫像柱を、三つまでは数えたが、その声に俄然|顫えが加わってきて、「墓にやって来てしまったんだ」と狂わしげに叫んだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
「ひそかにおもんみれば、聖道の諸教は行証ひさしく廃れ、浄土の真宗は証道いま盛なり」と親鸞は記している。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
こゝに裁判所へ廻ってからの立証道を見出したのであります。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
諸仏諸祖は必ずしも禅那をもって証道したのではない、禅那は諸行の一つに過ぎぬ、禅那は仏法の総要ではない、仏々正伝の大道をことさら禅宗と称するともがらは仏道を知らないのである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫