商館長
しょうかんちょう
名詞
標準
chief factor
文例 · 用例
しかもこの記録たるや、後にみるやうに庄左衞門の存在は、和蘭商館長ヅーフにとつては忘れがたい敵役であるし、彼が※々の思ひで日本を退散しなければならぬ動因ともなつてゐるからである。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
長崎通詞中にはもちろん右二ヶ國語に通ずるものはなかつたので、和蘭商館長がこれを蘭譯して長崎奉行に提出した。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
どのへんまで眞實か知らないが、その後數年を經てから長崎に來た林子平は、和蘭商館長からこのことを聞知して、彼の「三國通覽圖説」をもつて海防の急を愬へる動機にしたとも謂はれてゐる。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
このときは江戸から目付遠山金四郎が下向してきて趣きをレザノフに傳へたが、日本側の意志は出島の和蘭商館長ヅーフの策謀によつて、より冷たく誇大してロシヤ側に傳へられる、つまり「和蘭の妨害」もあつて、このときのことを長崎人蜀山人太田直二郎は「瓊浦雜綴」に次のやうに書き誌した。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
ところでモリソン號のかうした内容については翌年になつて和蘭商館長より長崎奉行宛への報告がはいるまで幕閣は何ら知る處がなかつた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
老中筆頭水野越前守は翌年長崎奉行を通じて和蘭商館長からの報告によつてモリソン號の目的を知り、「將來同一理由を以て、外國船舶の江戸灣口に接近することあらば、其處置を如何にすべきや」と評定所へ諮問したといふ。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
この洋名は和蘭商館長が命名したもので、ヘーグ古文書館にある商館の日記に遺っている由である。
— 中谷宇吉郎 『『雪華図説』の研究後日譚』 青空文庫
商館長のカロンの守は、気味の悪いくらい達者な日本語で、「モルタール……すなわち、この薬研型の大砲は、差しわたし一尺五寸、重さ五十六カティ、日本の貫目にして六貫七百二十目の炸弾を打ちだし、八百歩のむこうにある目標を微塵にうち砕くとでござる。
— 久生十蘭 『ひどい煙』 青空文庫
作例 · 標準
オランダ商館長は、毎年江戸に参府して将軍に拝謁することが義務付けられていた。
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新しく着任した商館長は、地元住民との交流を深めるために積極的な姿勢を見せた。
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日記には、当時の商館長が目にした日本社会の様子が生き生きと記されている。
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