枝折戸
しおりど
名詞
標準
garden gate made of branches and twigs
文例 · 用例
葡萄棚もあり、枝折戸もあり、何よりも値が安く、六圓五十錢なので、それが嬉しかつた。
— 太宰治 『當選の日』 青空文庫
枝折戸をあけるわけにもゆかないでしきりにそこ此所からのぞいたけれども屏の内はよくも見えない 無論どなたの声もきこえない。
— 伊藤左千夫 『根岸庵訪問の記』 青空文庫
その時打向うた卓子の上へ、女の童は、密と件の将棋盤を据えて、そのまま、陽炎の縺るるよりも、身軽に前後して樹の蔭にかくれたが、枝折戸を開いた侍女は、二人とも立花の背後に、しとやかに手を膝に垂れて差控えた。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
向う側は、袖垣、枝折戸、夏草の茂きが中に早咲の秋の花。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
二階の青簾、枝折戸の朝顔、夕顔、火の見の雁がね、忍返しの雪の夜。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」「あの、きり/\きり/\、褄させ、てふ、肩させ、と鳴きます中に、草ですと、其の底のやうな處に、露が白玉を刻んで拵へました、寮の枝折戸の銀の鈴に、芥子ほどな水鷄が音づれますやうに、ちん、ちん……と幽に、そして冴えて鳴くのがありませう。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
落葉を掃く樣子をして箒を持つて、枝折戸から入つた。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
ここに別に滝の四阿と称うるのがあって、八ツ橋を掛け、飛石を置いて、枝折戸を鎖さぬのである。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
庭の入口には、趣のある枝折戸が設けられていた。
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枝折戸を開けると、美しい日本庭園が広がっていた。
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彼は自分で枝を編んで、小さな枝折戸を作った。
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