パン切れ
パンきれ
名詞
標準
piece of bread
文例 · 用例
」 コーリヤは、その場で、汁につかったパン切れをむしゃむしゃ頬張っていた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
グレゴリーは、シチをほんの少しずつ木匙の中にすくい、左手にもったパン切れで受け、時々にんにくを噛みながらゆっくり、ゆっくり、気難かしい顔してたべている。
— 宮本百合子 『ピムキン、でかした!』 青空文庫
結局これはあの石鹸のかけらをパン切れにこすりつけるおまじないに、何か特別の意味があるらしいということになった。
— 中谷宇吉郎 『サラダの謎』 青空文庫
それから西洋には、わさびおろしのような便利な機械がないので、乾からびたパン切れを、わさびおろしの代りに使っているわけである。
— 中谷宇吉郎 『サラダの謎』 青空文庫
アントワープの町の人々はみないじらしがって、パン切れにスープをそえて、持ち出して来てくれるおかみさんや、かえりの空車の中へ薪の束を入れてくれる人などあらわれました。
— A DOG OF FLANDERS 『フランダースの犬』 青空文庫
人間の口に適当な大きさのパンきれがいる。
— 宮本百合子 『スモーリヌイに翻る赤旗』 青空文庫
有難いことに、貴樣らはおっつけ乞食をするだろうが、鬼婆みたいな貴樣の母親がおれの家の前にきたって、かびだらけのパンきれ一つもらえやしないぞ。
— 山深きヴェストファーレンの風俗畫 『ユダヤ人のブナの木』 青空文庫
あの人たちは百ぺんもくりかえして、財産はみんな身體につけて、戸棚にはパンきれ一つしまっとくんじゃないぞって教えてくれたものを。
— 山深きヴェストファーレンの風俗畫 『ユダヤ人のブナの木』 青空文庫
作例 · 標準
テーブルの上に、食べかけのパン切れが一つ、名残惜しそうに残されていた。
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公園で子供たちが、鳥にパン切れを投げてあげて、嬉しそうに食べているのを見て微笑んだ。
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熱いスープに浸すために、パン切れを小さくちぎって用意した。
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