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弦召そ

つるめそ
名詞
1
標準
文例 · 用例
犬神人は五条坂に住んで、一方では祇園の神人であり、一方では毘沙門経読誦の声聞師であり、そしてその内職としては弦指に従事してつるめそと呼ばれ、後に或いは夙とも呼ばれた一種の賤者であった。
――サンカモノは坂の者 サンカ者名義考 青空文庫
その京都の坂の者の後裔はつるめその名を以てのみ呼ばれて、本来の坂の者の称を失い、かえってその転訛たるサンカモノの名が、別の意味において用いられる様になったのも、必ずしもあえて不思議とする程ではない。
――サンカモノは坂の者 サンカ者名義考 青空文庫
かれが子孫多くなり、社々寺々の掃除の為に、山下に於て寺の残飯にて養ひ申候由、伊勢の間の山、高野に谷のもの、北野の宮地、祇園のつるめそう、叡山の犬神人、皆是寺方の掃除の為なり。
喜田貞吉 エタ源流考 青空文庫
元旦に禁裏の日華門に参じて、毘沙門経を読誦するの旧慣を存した俗法師のある一派の者は、祇園社に属していわゆる犬神人となっていても、なおかつ彼らは弦指の内職を必要として、つるめそと呼ばれていたのみならず、京都市中の葬儀に干渉して、ある特権を有していたのである。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
京都祇園の犬神人が絃指を職として、「つるめそ」の名を得たのと南北相対して面白い。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
穢多と申は(中略)、其の後かれが子孫多くなり、社々寺々の掃除の為に山下に置て、寺の残飯にて養申候由、伊勢の間の山、高野に谷のもの、北野の宮地、祇園のつるめそう、ゑい山の犬神人、皆是寺方の掃除の為なり。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫