可能態
かのうたい
名詞
標準
dynamis
文例 · 用例
一般にまだ現実化さない処の、可能態に過ぎない処の、一種の候補者としての学生の社会的地位から来る自由は、この段階の学生の意識に於ては批判の自由として現われる代りに、却って批判的関心からの自由として、即ち無頓着・無分別・等々として、要するに非知能的な形態を取って、現われたに過ぎないのである。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
夫は何も別に新しい作用を及ぼすのではなくて、ただ与えられた諸可能態の内の一つを除く凡てを、単に抑圧・制止するだけなのである。
— 戸坂潤 『イデオロギー概論』 青空文庫
そしてかかる嚮導は、無数の諸可能態の内一つを除く他のものを凡て抑圧・制止・して実現させないことによってのみ、行なわれるのである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
作例 · 標準
アリストテレスの哲学では、現実態と可能態という概念が重要だ。
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未だ実現されていないが、将来的にそうなりうる状態を可能態と呼ぶ。
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彼の持っている才能は、まだ可能態の段階にあると言えるだろう。
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哲学者は、万物が可能態から現実態へと移行すると説いた。
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