老いらく
おいらく
名詞
標準
old age
文例 · 用例
老いらくの恋で人妻を奪った者さえある。
— 豊島与志雄 『或る作家の厄日』 青空文庫
これを後世、老年期、あるいは老いらくの危機と云うなア。
— その十二 愚妖 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
常若人種なる芸術家は、たとひ現実に老いらくの恋をしなくても、恋する可能性を死ぬまで持ち続けて行く、と観ることが出来る。
— 川田順 『枕物狂』 青空文庫
モンテーニュみずからは、ゲーテのような老いらくの恋はしなかったらしい。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
老いらくの将 蟹江城は、孤立した。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
老いらくの旅路も、うたた童心の汗にぬれ、修学旅行を思い出す。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
ところが、おいらくれえ不仕合せな者があるだらうか、われとわが牝馬を盗んだなんちふ性の悪い言ひがかりをされてさ?
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
く延言が連体法から出る証拠は万葉の桜花ちりかひくもれおいらくのこむといふなる道まがふがに 等の歌をみてもわかる。
— 折口信夫 『用言の発展』 青空文庫
作例 · 標準
例句