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類う

たぐう
動詞
1
標準
文例 · 用例
私が縁続きの其の人はね、親類うちでも評判の美男だつたのです。
泉鏡花 二世の契 青空文庫
類うちに、お産なぞありますとね、気が向くと、京都、岡山まででも飛出して、二月三月帰らない事が度々ありました。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
」と熱燗を手酌で傾けて、「親類うちで一軒でも燒けなかつたのがお手柄だ。
泉鏡太郎 十六夜 青空文庫
「悪いときには悪いもので、親類うちに又不幸がありまして、親父はゆうべから戻りません」 遠方を来たのであるから、まあゆっくり休んで行けと、お富は云った。
新カチカチ山 半七捕物帳 青空文庫
陳れば、昨冬以来だんだん御懇情なし下されし娘粂儀、南殿村稲葉氏へ縁談御約諾申し上げ置き候ところ、図らずも心得違いにて去月五日土蔵二階にて自刃に及び、母妻ら早速見つけて押しとどめ、親類うち寄り種々申し諭し、医療を加え候ところ、四、五日は飲食も喉に下りかねよほどの難治に相見え申し候。
第二部下 夜明け前 青空文庫
「(前略)……彼の歓喜限り無く宛ら蚊竜時に会うて天に向かつて舞るが如く多年羨み望みたる所の家財調度を買求め、家の隣の空地を贖ひ、多くの工匠を召し集めて、数奇を凝らせる館を築けば、即ち屏障光を争ひ、奇樹怪石後園に類高く、好望佳類類うもの無し。
国枝史郎 高島異誌 青空文庫
」 つぶやきながらも老売卜者は、懐しさ類うべきものもない――牀几から、腰を上げると立ち上がって、両手を見台の上へつくと、毛をむしられた鶏の首のような細いたるんだ筋だらけの首を、抜けるだけ長く襟から抜いて、儒者ふうの老人を見送った。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
小さな上下に大小をたばさみ、親類うちなど披露にまわった。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
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