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田舎芝居

いなかしばい
名詞
1
標準
provincial theatrical performance
文例 · 用例
四郎の人気はだんだん落ちて、この頃では、白粉や紅を塗って田舎芝居で散々|愚弄される敵役に使われているという風評になった。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
それからゴーホを煮しめたとでも云ったしょうな「深草」や、田舎芝居の書割を思い出させる「一力」や、これらの絵からあらを捜せばいくらもあるだろうし、徒らに皮相の奇を求めるとけなす人はあるだろうが、しかし何と云ってもどこか吾人の胸の奥に隠れたある物、ある根強い要求に共鳴をさせるところがありはしまいか。
寺田寅彦 帝展を見ざるの記 青空文庫
田舎芝居で毎日変わった物を演ずるので、下読みが忙しいそうです。
寺田寅彦 先生への通信 青空文庫
田舎芝居、菜の花畑に鏡立て、よしずで囲った楽屋の太夫に、十円の御祝儀、こころみに差し出せば、たちまち表の花道に墨くろぐろと貼り出されて曰く、一金壱千円也、書生様より。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
四郎の人気はだんだん落ちて、この頃では、白粉や紅を塗って田舎芝居で散々愚弄される敵役に使われているという風評になった。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
……この方の催促は、またそれ亭主が妬くといういやなものが搦んでさ、髻を掴んで、引きずって、火箸で打たれました、などと手紙を寄越す、田舎芝居の責場があるから。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
川端氏の「田舎芝居」も何処に何んな工夫があるのか、僕には解らず、たゞこれでは得体の知れない犯罪ばなしの筋書であるやうに見え、物語としてもおもしろさが見出せず、果して作者の企図が何処にあるのやら考究の余地もなかつた。
牧野信一 月評 青空文庫
下手な田舎芝居の女形を思わせる色の黒い、やせたヒョロヒョロの、南瓜のしなびた花のような、女郎上がりのおばさんだった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
作例 · 標準
村の秋祭りでは、年に一度の田舎芝居が上演され、多くの観客で賑わう。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
役者の演技は洗練されていないが、田舎芝居には都会の劇場にはない熱気と一体感がある。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
子供の頃、祖父に連れられて見に行った田舎芝居の思い出は今も色褪せない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro